どうも、卓球好きしゃちょ~です^^
今回はXIOM(エクシオン)のラバー
「ヴェガプロ(VEGA PRO)」を試打してみたので
そのレビューを書いていきたいと思います。
ヴェガプロは
「硬めのスポンジにスピン重視の硬いトップシートが
組み合わされたハードヒッター向けラバー」となっていますが、
実際のところはどうなのでしょうか?
ヴェガプロ試打レビュー!バックと相性が良いスピン系テンションラバー
ヴェガプロのトップシートは光沢感があり
いかにも引っかかりが強そうな感じで、
ファスターク系と似ている気がしましたが、
ヴェガプロのスポンジは…
真っ黒!
イカスミを練り込んだんではないか
というくらいの黒さですね(笑)
で、外観は気泡が細かく密に詰まっているような感じのスポンジで
硬度は47.5±3度ということなので、
V>15エキストラやファスタークなどの
ドイツ系スピン系テンションラバーが採用している
標準的な硬度のスポンジのようです。
では、早速試打スタート!
ラケットで玉突きをしてみると結構弾む感じで
弾む時にスピン系ラバー特有の「ペチペチ」音が鳴りますね^^
で、フォア打ちやバック打ちをしてみると
普通に弾むのでドライブもテンションラバー並に
早いボールが出るのような気がしたんですが、
ドライブを打ってみると、
弧線がかなり高く出てくれますが、
ボールのスピードと飛距離は
そこまで出ない印象でした。
ただ、しっかりインパクトするとスピードのある
ドライブを打つことができますね。
この感じ何か似てるラバーがあったなぁと思ったんですが
「ラクザ7」ですね!
ラクザ7も弱いインパクトだとボールが飛ばないんですが、
しっかり力を込めてボールを打てば打つほどスピードが出せるラバーなんですが、
ヴェガプロもそんな感じのラバーです。
例えるならば、10段階中5の力で打てば5のボールが出て
8で打てば8のボールが出るというイメージです。
(絶対的なスピードは高価なラバーと比べるとやや遅いですが)
なので、ラクザ7を粘着ラバーに近い感じのラバーと
表現した記憶があるんですが、
ヴェガプロも粘着ラバーに近い感覚があるので
スピン系テンションではなく粘着テンションラバーと
表現しても良いかもしれません。
で、バック面に切り替えてヴェガプロを使ってみたんですが、
これが思いの外非常に使いやすかったですね^^
スピン系テンションラバーというと
フォアと相性が良いという勝手なイメージがあったんですが、
ヴェガプロでバックをを打ってみると
ボールを捉える感覚がハッキリしていて
バックドライブがとてもかけやすかったですし、
弾みすぎないのでブロックやカウンターなどが
とても安定してオートマチックに返ってくれる感覚でした。
なので、個人的にヴェガプロはバックに使いやすいラバーでしたね。
また、ヴェガプロはインパクトを強くしないと
そこまで弾まないラバーなので、
短く止めるストップがやりやすかったり、
あとフリックやチキータなどの台上技術を
思いっきり打ってもオーバーミスが出にくいと感じました。
一方、ツッツキをするときはしっかり
インパクトしてボールを押し出すようにしないと
ネットまで届かずネットミスしてしまうことがありましたし、
フォアにヴェガプロを貼るとなると
それなりにパワーがある選手でないと
速いボールが出しにくく
カウンターされやすくなってしまうと感じました。
なので、パワーがある人はヴェガプロをフォアに貼って
ガンガンパワードライブをしていくというような使い方で
パワーにそれほど自信があるわけではない人は
バック面に貼って安定重視のプレーをしていく
というような使い分けをすると良いかもしれません。
ただ、ヴェガプロはテナジーと比べると
半額くらいの値段というのはスゴイですね(^_^;)
正直この値段でこの性能はかなりイケてる感じなので
コスパはかなり高いラバーだと思います!!